花組の東京千秋楽を配信でみました。
まあ様にヨハネス、
だいもんにベトベンときて、
ゆずかれにリストさんだなんて、
音楽家キャラ好きとしては、
見る前から一分の隙も無く大正解だとわかる。
ありがとうありがとう。

そう、それで、れーちゃんの一挙手一投足、
いっちいちため息が出るくらいに美しくて
ピアノに向かい髪をかき上げる横顔だとか
足が長すぎてダンスシーンで笑いそうになるとか
いやこれらもそも見る前からとうにわかってたことだけど
ありがてえありがてえ~~~
こんな美しいものを浴びて寿命が延びます。

ゲーミングピアノとか革命ラップとかも楽しかった。
まどちも本当によかった、素晴らしいマリー・ダグーだった。
リストさんのダメな部分もちゃんとお出しされてて安心した(?)
話は終盤にメタ構造か?みたいな展開になって
突っ込みまったなしの駆け足再会だったのが残念だったね、
いつか2幕ものにして再演希望。

そう、それで、思いもよらなかったこともあって、
あんなに美しいれいまどを堪能しておいて、
今私は、まいてぃショパンの笑顔が頭から離れないでいる。
え…なんで…いや理由は明らかなんだよ、わかっているんだ。

今回の巡礼、
リストとショパンのキャラ造詣が
従来のパブリックイメージと真逆だった。
お互いに印象をトレードしたかのようだった。
びびったけど、これがめちゃくちゃ良かった刺さった。

いつも温和で微笑みを浮かべていて
周囲にも気を配り仲間うちには情があつくて…
というとリストのイメージで、
常にしかめっ面で繊細で傷付きやすく、
祖国を憂い、自分の理想の音楽に心を痛め…
というとだいたいショパンのイメージだと思うけど、
こ~~~れが逆だったんだ!!
う、うわー!マジか!新鮮!斬新!でもイイ!

ギャップに弱いんだから本当にもう……
そんでまいてぃのショパンがさ、
刺々しい態度のリストさんを
大きな度量と優しい言動でもって
温かく包み込むかのような物腰で、
周囲の誰に対してもそのような対応で、
驚くことにジョルジュ・サンドにも、
軽妙且つ優しさのあるやり取りで…
(史実では「恋人というよりまるで母と息子」と
 揶揄されがちだった関係の2人なので)
あのサンドですらも手のひらの上で軽くいなす
みたいなショパン像は初めてだったんですよ!!
これは衝撃でした。
リストとマリーと並行して、
ショパンとサンドの2人もカプってくれてサンキュー!
という気持ちでいっぱい。

そんなまいてぃショパンの
俺にしか救えない」、
なんつう特大感情なセリフだよ…最高…
ありがとうありがとう、ひとしきり悶えました。

宝塚の配信はアーカイブがないけど、
でもスカステ放映はあるし円盤は出るし、
福利厚生が手厚いからなあ…
今日で大楽だ~寂しい~~という気持ちには
あまりならないのが宝塚の素晴らしいところです。


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