コロナ禍でリモートと出社の組み合わせになり、
退職する人の最終出社日と合わなくて
最後の挨拶ができなかった、ということがぽつぽつ出だした。
仕方ないことだけどなんだかなってなる。
退職する人への最後の挨拶の時、
以前は、今後のことは詮索しない方がいいかなと思って
何も聞かないようにしていたんだけど、ここんとこは、
「これからはしばらくゆっくりするんですか?」
とやんわり聞くようにしている。
この聞き方なら、今後のことを言いたくない人だったら
「まだ決まってなくて~」でいいし、
言いたい人だったら「実はもう次が決まってて~」もしくは
「そうなんですよ~しばらくはふらふらしまーす」で、
どちらも好きに選べるかなと思ったからなんだけど、
先日退職してった若手社員の子が、
いったん学生に戻って勉強し直して、
資格取って専門職の道に進みます!と
とてもエネルギッシュに話してくれた。
そういう明るい話を聞くと嬉しくなるし、
自分も興味のある分野だったので、
専門学校ってどんな感じなの?とかいろいろ聞きつつ
すごいすごい頑張ってね~!と
ありったけの応援の言葉で送り出したつもり。
そうしたら、立ち話の最後にぽつりと、その子が
「(今後のことを)聞いてもらえて嬉しかったです」と、
「誰にも聞かれなかったので…」とはっきり言われて、
ああやっぱり、詮索しない方がいいかなと遠巻きにすることで
寂しがる人もいるよな…と以前の自分を反省したりもした。
本人はとても意気込んでいたけど、
最初で最後の(おそらく)転職体験になったわけで、
新しい生活に向けてきっと期待だけでなく不安や、
複雑な心境もあっただろうなと思うと
もっと祝って、晴れやかな気持ちで
最終日を過ごさせてあげればよかった。
送別会もできないコロナの野郎が本当に憎い。