「死にゆく者の祈り」読了。
顕真と関根、関根と黒島、顕真と文屋、
それぞれの思惑と感情の変化が、地味だけど共感できる。

教誨師という単語を初めて知った。
終盤、御子柴の名前が出そうで出なかったのが笑ったけど
あれは実質出てきたと同じなので良しとする。
探偵になるまでがやや長かったけど
ラストの疾走感(とアクション)はさすが。

薬物と真犯人のくだりはもう少し
丁寧に読んでいけば気付けただろうか、残念~。
文屋刑事の有り難さと頼もしさが天元突破してた。
間に合うのか救えないのかどうかは、
七里さんはエンタメを断言してるから信じてる!と
それこそ祈りながら読んだ。

やっぱり雪代縁の「せいぜい苦しめ」がシンプルで納得がいく。
死刑じゃ生ぬるいと感じることはあるので。

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